丸山議員の戦争発言

■戦争発言で批判を浴びる
 日本維新の会に所属する丸山議員が北方領土に関し、戦争で取り戻す発言をした。発言直後から批判され、丸山議員は無所属で活動することになった。戦争発言で批判する者たちは国際社会を知らないで批判する。さらに話し合いで北方領土を取り戻す具体的な案も無い。

 だが戦争は悪だと断定して丸山議員を批判した。全ての戦争は悪ではない。良い戦争と悪い戦争が有る。そうでなければ国家主権を護れないし国民も護れない。この現実を無視した批判が多い。

■戦争は政治の延長
 国際社会の基本は軍事を背景にした外交。だから戦争も政治の延長であり、戦争は政治の手段の一つ。政治家同士で外交を用いて交渉する。交渉でも解決できない時に、最終的な手段として戦争が使われる。これが国際社会の現実。

国家戦略=外交×軍事

 丸山議員を批判する者たちは、この国際社会の現実を理解していない。理解せず善悪論で丸山議員を批判するだけ。

■安直な善悪論
 理解でき価値観は正義、理解できない価値観は悪とする。だから安直な善悪論になる。法律は国内でしか使えないから、国境の外は無法地帯。だから軍隊は敵軍と勝利して秩序をもたらす。警察は国内で秩序を守り、犯罪者は秩序を破る。

国外・軍隊 :秩序をもたらす

国内・警察 :秩序を守る
国内・犯罪者:秩序を破る

国内:秩序の中の無秩序を警察が担当する。 →治安維持(善悪論)→ハッピーバランス
国外:無秩序の世界に軍隊が秩序をもたらす。→勝利(強弱論)  →パワーバランス

 丸山議員を批判する者たちは国内の善悪論で判断している。これは戦争を犯罪同じ悪と規定しているから、「戦争で取り戻す」発言を犯罪行為だろ拒絶した。これは国内と国外を同一視した間違った批判。

 現実は国内と国外で区別する。国家間の問題は国外。だから法律論ではなく強弱論。軍事を背景にした外交を行い交渉する。これを理解しなければならない。

■国家の戦争目的
 国家が戦争する目的は国家の独立を護るため。国民の人権は国家が与えるから、国家が消滅すると国民は無人権になる。だから国家は、国民を無人権にしないために軍隊を用いて戦争する。

国家の戦争目的
A:主権を護る
B:覇権を争う
C:利権を争う
D:主義・宗教を争う
E:国内権力を争う
F:植民地争奪
G:略奪

 国家の戦争目的として複数有るが、植民地争奪戦と略奪目的の戦争は消えた。だが他の戦争は人類から消えていない。主義・宗教を争う戦争には内戦もあり、さらに独立戦争も存在する。

 国家主権は国民の人権の源だから、国家主権を失えば国民は無人権になる。これは外国との戦争も有れば内戦型の独立戦争も有る。さらに国土を護るのは政治家の使命。この場合は戦争を選ぶこともある。

 全ての戦争は悪ではない。良い戦争と悪い戦争に分けられる。そうでなければ国防は出来ないし国民も護れない。だから各国は戦争を政治の延長にしている。

■政治論
 政治論は全国度を護る。そのために政治家は存在する。国家主権を護るために政治家は存在し、国土と国民を護るために法律を作り組織を作る。外国に対しては外交交渉で国土を護る。外交交渉で国家の尊厳と独立が解決できない時は、軍事力を用いて国家の尊厳と独立を維持する。

政治論:全国土を護る。
軍事論:防衛の優先順位を決める(防衛の最優先は重要な軍事基地)。
共通目的:国家が滅亡しないために戦う。

 政治の延長としての戦争を否定すれば、ロシア政府は安心して対応できる。理由は簡単だ。日本が戦争しないなら外交交渉を継続するだけで良い。話し合いを続けることが目的になり、延々と北方領土はロシア側が保持できる。

 北朝鮮による拉致問題が解決しないのも本質は同じ。戦争を否定するから北朝鮮は安心している。自国民救出の戦闘すら否定するから、拉致被害者は永遠に帰国できない。これも話し合いを続けることが目的に成り、戦争にならなければ帰国しなくて良い。そう考えている。仮に戦争になるなら拉致被害者を助けない。だから北方領土も拉致被害者も解決しないのだ。

■決断無き世界
 今の日本人の多くが決断をしない。国際社会の基本は「外交と軍事」。交渉には交渉材料が必要だが、外交において次の二つは絶対に軽視してはならない。

1:寛容と忍耐をもってしては人間の敵意は決して消えない。
2:報酬と経済援助を与えても敵対関係は好転しない。

 北朝鮮による拉致問題も北方領土も本質は同じ。寛容と忍耐で敵意は消えない。報酬と援助でも敵対関係は変わらない。この本質を理解しないから安直な善悪論で丸山議員を批判している。

 拉致問題も北方領土も話し合いを続けることが目的になっている。しかも話し合いで解決できると思い込んでいる。交渉するなら「いつまでに決断する」と言う条件が前提になる。拉致問題も北方領土も「いつまでに」が欠落している。だから決断を永遠にできない。

 拉致問題も北方領土も「いつまで」話し合いを続けるのか?戦争さえ無ければ拉致被害者も北方領土も放棄するのか?

■戦争で奪還したら
 日本が戦争で北方領土を奪還した場合、戦争を否定した元島民・丸山議員を批判した元島民は島に戻るのか?戦争を否定しておいて、戦争で奪還したら島に戻ることを拒否するはずだ。そうでなければ筋が通らない。

 戦争で奪還して島に戻る者は卑怯者。他人に悪事を働かせ自分は清らかな人間だと思いこむ卑怯者。それが嫌なら国際社会の現実を理解すべきだ。


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