イラン攻撃は第三次世界大戦の予兆

■止められない流れ
 アメリカとイランの関係は日々悪化している。双方が戦争回避目的の交渉をしていない。裏で交渉が進んでいるとしても、表面で見える軍事的な動きは控える。真に戦争回避をするなら双方が譲歩する。だが双方は譲歩していない。さらにイラン関係と推測される武装組織がアメリカ軍と同盟国をテロ攻撃している。これでは関係改善など有り得ない。

トランプ米大統領、「イランは終わる」と警告=攻撃に徹底報復示唆
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/トランプ米大統領、「イランは終わる」と警告%EF%BC%9D攻撃に徹底報復示唆/ar-AABABFQ?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp

■直接的な戦争と間接的な戦争
 イランの国力と戦力ではアメリカと正面から戦争できない。戦争になれば双方の陣営に別れ、アメリカ派とイラン派に分かれる。だから単独では戦争しない。だが国際社会では軍隊を用いて先に開戦した国が悪の国になる。

 これは今の平和を否定する行為なので、各国は相手国から戦争を始めるように仕向ける。この戦例は、第二次世界大戦前のアメリカが日本に行った間接的な戦争。これは蒋介石への物資供給と義勇兵フライングタイガースの派遣。

 直接的な戦争が今の平和を否定するが、間接的な戦争ならば黙認される。これが国際社会の現実。何故なら間接的な戦争を用いなければ国防ができないからだ。各国は国際社会の抜け穴である間接的な戦争を用いて国防を行っている。

 革命防衛隊はイランの正規軍ではない。宗教組織の私兵だから、国際社会では義勇兵扱い。だから国外で活動しても間接的な戦争として黙認される。イランは正規軍の空軍を用いてシリアに展開中の革命防衛隊を攻撃している。だが国際社会はイスラエルの越境攻撃を黙認。

 国際社会ではミサイル・砲撃などの越境攻撃は間接的な戦争として黙認する。さらに対テロ作戦が目的であれば、正規軍が隣国に侵入しても間接的な戦争として黙認する。何故ならテロ組織は国境を無視して移動する。これでは対応が困難だから、対テロ作戦が目的なら正規軍を隣国に侵入させても黙認するようになった。何故なら、そうでなければ国防ができないからだ。

■対テロ作戦
 対テロ作戦が目的なら隣国への侵攻は黙認される。だからトルコは対テロ作戦を名目にリシアに侵攻した。この手口はアメリカもアフガニスタンで使っている。アメリカはイランの革命防衛隊をテロ組織に認定。これはアメリカが、対テロ作戦を名目にイランを攻撃する準備だと言える。

 対テロ作戦はイランとの戦争ではない。イランは宗教組織が支配する独裁国。しかも革命防衛隊は宗教組織の私兵。アメリカがイランを攻撃するなら間接的な戦争になる。だから懲罰目的の空爆に限定される。

 イランは革命防衛隊を用いて中東周辺で間接的な戦争を行っている。これは以前から行われていたことで、アメリカは意図的に現在の脅威にすり替えた。嘘ではないが、イラン攻撃の口実にしている。

■第三次世界大戦の予兆
 それにアメリカの主敵は中国。中国は一帯一路を急速に拡大させアメリカの覇権に挑戦している。フランス・イギリスも海外に基地を置き軍隊を派遣している。だがフランス・イギリスは敵視されない。

 この理由は、フランス・イギリスはアメリカの平和を認めているが、中国はアメリカの平和を認めていない。だから中国はアメリカから敵視された。中国の一帯一路はアメリカの平和を否定する行為。グローバル・スタンダードの中身はアメリカン・スタンダードだから、中国はグローバル・スタンダードをチャナ・スタンダードに書き換えようとしている。だからアメリカは中国を敵視する。

 だがアメリカでも直接中国と戦争できない。直接中国と戦争する大義名分が無いし、アメリカから先制攻撃も出来ない。だが間接的な戦争ならば可能。アメリカは間接的な戦争としてイランを撰んだ。

 イランは中国が進める一帯一路の中継地点。アメリカがイランを対テロ作戦で空爆することは可能。イランを攻撃すれば一帯一路は全体の機能を失う。だからアメリカはイランを執拗に狙い始めた。

 第一次世界大戦・第二次世界大戦も平和の書き換えが戦争の原因。これは現状維持派と現状打破派の戦いなのだ。中国が一帯一路でアメリカに挑んだことで、第三次世界大戦は確定したと言える。

■巻き込まれる世界
 第三次世界大戦は突然始まらない。今は間接的な戦争が行われ、何年も間接的な戦争が続く。そして次第に直接的な戦争に発展する。第二次世界大戦前のアメリカは、1937年から間接的な戦争である対日戦争を開始。日本は怒って1941年に直接的な戦争を開始した。

 この様に第三次世界大戦も間接的な戦争で始まる。アメリカがイランを攻撃すれば第三次世界大戦の予兆となる。そして一度始まれば止められず、年数経過と共に直接的な戦争に移行する。

 世界は2つの陣営に分断される。中立は難しく、どちらかの陣営に属することになる。今の平和を肯定するか?否定するか?この選択を世界は迫られる。

2001年の911テロ以後は非対称戦争となり、国家間の戦争は発生しないと言われた。私は、「非対称戦争は一時的で国家間の戦争は回帰する」と主張した。私の主張が正しいことが間もなく証明される。


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