ウクライナとクリミア半島

ロシアはクリミア半島を占領。これはヒットラーが行った瀬戸際外交と同じ。ポーランド侵攻は瀬戸際外交の限界であり、当時の欧米も我慢できる範囲だった。

ポーランドは強国だった時代が有ったのだが、軍事力が低下すると東西の強国に挟まれた。すると東西の強国から緩衝地帯に設定された。緩衝地帯とは戦場。

ドイツとソ連は国外で敵を迎え撃つ考えであり、国境の外に戦場を設定した。戦場を国外に置けば国内産業と国民を守れる。そのための緩衝地帯。ポーランドは緩衝地帯にせっていされ戦場になる運命だった。

今のヨーロッパから見ればウクライナが緩衝地帯。今のアメリカは日本は緩衝地帯。どこの国も国外に緩衝地帯を設定している。

日本だけが専守防衛として国内を戦場に設定している異常な国。国際社会の国防方針は国境の外に国防線を置き、仮想敵国が国防線と国境の間の緩衝地帯に入ると警戒か戦闘態勢に入る。

日本の場合は大陸の海岸線が国防線。これを理解せず専守防衛を論じても無意味。

各国の国防方針は前進防御か機動防御。少ない戦力で国防するなら古代ローマから使われる機動防御が最適。ローマ軍は国防線を設定し国防線に少数の警戒部隊を配置した。国防線に敵軍が侵入すると警戒部隊が本国に連絡。本国は各地に展開する軍を戦場に集中させる。

この基本概念は今でも使われています。ですが戦後日本は今でも使わない。

理由は簡単。欧米軍が使う基本概念を政治家も知識人も知らないからだ。言葉だけを使い議論をする。だから日本独自の専守防衛になってしまう。

ロシアはクリミア半島を占領したが、これは陸戦思想を海に適用したから。クリミア半島を占領することで黒海を外堀アゾフ海を内堀にできた。

黒海にNATO艦隊が侵入すると、クリミア半島の防衛ラインから火力を投射。さらにクリミア半島の防空ミサイルが壁を提供する。するとアゾフ海のロシア艦隊は壁の中から火力を投射する。クリミア半島の防空ミサイルの範囲内でロシア戦闘機隊が活動する。さらに内陸から地対艦ミサイルで火力投射。

ロシアはNATO艦隊が黒海に入ることを想定し防御陣地を作ったと言える。

今のロシア艦隊では不凍港を手に入れても無意味。NATO艦隊に地中海を管制されているから海峡突破は不可能。だがNATO艦隊を黒海に侵入させる場合は、狭い海峡がロシア海軍には好都合。

だからクリミア半島を占領して迎撃体制を整えている。

ウクライナと黒海が緩衝地帯として形成された。次は防空ミサイルを配置して防御陣地を強化する。ロシアは瀬戸際外交で時間稼ぎ。その間に戦争準備が進んでいる。

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