1950年代と現在の一致

1955年?
ペンタゴンは西欧戦域の戦闘において戦術核を使う戦闘が行われ、戦闘がエスカレートして国土戦域における戦略核の相互攻撃に発展するシナリオを元に戦争計画を立案する。

米政治家はペンタゴンからの報告を受けると、戦術核攻撃と戦略核攻撃の段階的使用という段階抑止戦略を発表する。キッシンジャー博士は、政治理論的に段階抑止戦略を支援するため制限戦争論を発表した。

キッシンジャー博士
「交渉と戦闘を段階的推進せよ。戦略の目的は敵政治意志の譲歩であって敵軍の撃破ではない」

1957年
ソ連は米国の段階的抑止戦略に対抗し、米国に二正面核戦争準備を強要するために中国を核武装させようと中ソ国防新技術協定を締結。

1958年
西側は中ソ国防新技術協定に対抗するため、西ドイツ軍の核武装決定(核兵器のシェアリング)で対抗。

1959年
中国がICBMを保有すると、米中の直接的な核戦争が米ソの核戦争に自動的にエスカレートする可能性が出てきた。これを恐れたソ連は、中ソ国防新技術協定(核開発技術の提供)を破棄。これで中ソ蜜月時代が終焉する。

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故人である松村閣下から受け取った資料を使えば、1955年からの流れは現在に使いパターンだと思われます。北朝鮮の非核化は中国とロシアにも好都合。何故なら北朝鮮が核兵器を持てば、中国とロシアの覇権から離れるからです。しかも北朝鮮が中国とロシアと対等な関係になるから、北朝鮮の非核化は好ましい。

さらに米朝の直接的な核戦争は、自動的にエスカレートして米中と米ロの核戦争になる可能性が有ります。つまり米朝の核戦争に中国とロシアが巻き込まれるのです。この恐れが有るから、中国とロシアは北朝鮮の非核化は望ましい。

北朝鮮は核のシェアを行うと推測する理由は、過去にアメリカが西ドイツ軍と核兵器のシェアリングを行ったからです。北朝鮮が核のシェアを行えば、アメリカは中国とロシアと核戦力で対抗するだけではなく、北朝鮮の核とも対抗しなければなりません。これはアメリカに、二正面核戦争準備を強要することになります。

仮に推測が正しいと、世界各地で代理戦争が増加します。直接的な戦争ができない冷戦ならば、間接的な戦争で対抗するのが代理戦争です。実際に過去がそうでした。


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