第三次世界大戦の予兆

テレビのニュースやネットのニュースを見ると、シリア内戦は混迷が増したと言うばかり。私は戦争学の知識から見れば、むしろ単純化の方向に向かっていると見ています。

何故なら、トルコは数年前からシリアに間接的な戦争を仕掛けていました。さらに内戦に外国が介入するのは、代理戦争をするためです。代理戦争も間接的な戦争だから、アメリカとロシアは既に間接的な戦争で交戦中です。

間接的な戦争をすると言うことは、未来の敵国と見なしているからです。直接的な戦争を行えば角が立つ。直接的な戦争をすれば、先に開戦した国が悪にされます。だからこそ、間接的な戦争で未来の敵と戦うのです。

戦前のアメリカは、1937年から日本との戦争を決意しました。それからアメリカは、日本に対して意図的に怒るように間接的な戦争を行いました。ABCD包囲網や蒋介石への支援も間接的な戦争です。

アメリカは蒋介石を支援することで、蒋介石と日本を戦わせました。これも代理戦争であり間接的な戦争です。当時の日本は、アメリカを中心とした国際社会から排斥され、次第に日本国民の世論も開戦に向かいました。そして、日本国民の民意に支持された政府が開戦しています。

内戦に介入している国は、第三次世界大戦の交戦国です。これが先鋭化しており、さらにトルコなどは介入が表面に出てきました。こうなれば内戦の混迷ではなく、内戦から国同士の国外戦に向かう流れになっています。

イスラエルとイランもシリア領内で間接的な戦争を行っているから、第三次世界大戦の交戦国です。サウジアラビアとイランも間接的な戦争を行っているから、この国も第三次世界大戦の交戦国です。

私見では、第三次世界大戦は中東エリア・ウクライナエリア・朝鮮半島エリアと推測しています。第三次世界大戦は3エリアで行われ、最初に行われるのが中東エリアです。ウクライナエリアと朝鮮半島エリアは、おそらく2021年か2022年に始まると推測しています。

シリア内戦はトルコとの戦争に移行し、これに合わせて戦域がイスラエル・イラン・サウジアラビアと拡大すると思われます。おそらく中東エリアは限定戦争が行われます。

ウクライナエリアと朝鮮半島エリアは、制限戦争が行われると推測しています。制限戦争は朝鮮戦争やベトナム戦争の様に、相手国の動きに合わせて戦闘を調整します。しかも政治家が戦域を限定するので、容易には戦争が始まりません。しかも戦争が始まっても、容易には戦争が終わらないのです。

実際に、アメリカは北朝鮮に対して制限戦争で挑んでいる最中です。これはウクライナで対立するロシアにも制限戦争をしている最中です。

制限戦争をすると政治家が戦域を定めるので、中国もロシアも日本を攻撃しません。実際に朝鮮戦争では、中国もソ連も日本を攻撃しませんでした。軍事の基本から見れば、限定戦争ならば中国とソ連は日本の在日米軍を攻撃します。何故なら、敵後方の兵站を破壊することは基本です。

アメリカも同様で、当時北朝鮮を支援していた中国とソ連を攻撃しませんでした。この様に制限戦争をすると、交戦国も同調して戦域を限定する傾向があります。何故なら、中国とソ連もアメリカの制限戦争に合わせた方が都合が良いからです。

中国とソ連が在日米軍を攻撃しないのであれば、アメリカも中国とソ連を攻撃しません。どちらかが先に攻撃すれば暗黙の了解が崩れますが、攻撃しない限り暗黙の了解は維持されます。

中国とソ連としても、在日米軍を攻撃しない限り、中国とソ連は攻撃されません。これを知っていれば、双方が朝鮮半島を限定とした戦場にしたのです。

これと同じ現象が、ウクライナと北朝鮮に行われています。このため、ウクライナと朝鮮半島だけが戦域に限定されているのです。これには交戦国にも旨味が有り、戦域が限定されているなら自国は攻撃されませ。これが旨味であり、自国が安全を確保して、隣国で戦争するのです。

ウクライナや朝鮮半島の隣国は攻撃されないから、朝鮮特需と同じことが経済効果として現れます。ですが中東エリアは限定戦争だから、軍事の基本に従い敵国の生産設備などを弾道ミサイルで攻撃することになります。そうなれば海上交通路が危険になるから、国連主導で海上交通路の安全確保に動くことになるでしょう。

第三次世界大戦の始まりはシリア内戦で、そこからトルコとシリアの戦争になり、さらにイスラエルとイランの戦争。そして中東エリアは、アメリカ・ロシア・中国が支援して戦争を激しくします。

これも将来の戦争に備えてですが、その支援そのものがアメリカ・ロシア・中国を戦争準備に向かわせることになるでしょう。

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