香港で牙を剥く中国共産党

■印象の変化
 香港デモは長期化しているが流れが変化している。初期段階はデモ派が優勢だった。だが7月1日のデモで一部が立法会に突入。これでデモではなく暴動に印象が変わる。世界の反応も変化し、香港警察がデモ隊を強制排除しても批判しない。

■強制排除
 7月1日のデモは流れを変えた。デモ隊の一部が立法会に突入して建物を占拠した。建物を警備する警官隊は粛々と後退。その後デモ隊に建物を占拠させ、警官隊が強制排除を行った。

 これは明らかに不可解な動きだった。立法会に突入した一部のデモ隊の存在が疑われている。真偽はともかく香港デモの印象が変わった瞬間だった。この日から治安機関の動きが守勢から攻勢になった。治安機関は年齢を問わず逮捕するようになり、デモを行っても警官隊が強制排除するようになった。

■指導者がいない
 香港デモには明確な指導者はいない。暗黙の了解で指導者を隠しているが指導層が居る組織。香港デモは集団指導体制で実行されているので、治安機関が指導者を逮捕して指揮命令系統を潰すことができない。

 デモ隊は共通の目的がある。だからデモ隊は目的を指導者の代わりをさせ、集団指導体制で運営できる。これで中国共産党は困った。何故なら、この組織形態はアメリカ軍でも対応困難。イスラム国が典型例で、この世にはいないムハンマドが武装組織の指導者。各武装組織は死後の世界の指導者に従い活動する。

 だからイスラム国には明確な指揮命令系統は存在しない。現世の指導者は代表なので、各武装組織は単独でも動くし集団指導体制でも動く。だからアメリカ軍は容易にはイスラム国を潰せない。

■中国共産党の対応
 中国共産党は香港の民主化を潰したい。だが香港デモ隊は集団指導体制であり指導者がいない。しかも香港デモは民主化を武器にしたので、中国共産党は国際社会から批判された。

ゲリラ:警察・軍隊などの政府機関のみを攻撃する。
テロ :政府機関だけではなく民間人も攻撃する。

 ゲリラとテロは別物で、ゲリラは警察・軍隊だけを攻撃する。それに対してテロは民間人も無差別に攻撃する。国際社会はゲリラとテロを区分しているので、国際社会から支持を得るならゲリラしかない。

 テロは民間人も攻撃するので国際社会では嫌われる。ときには国籍を問わず攻撃するから、国際社会は一致団結してテロリストに対抗する。だから7月1日のデモは、デモ隊の一部が立法会に突入したので、ゲリラからテロに印象が変わったことを意味する。

 別の表現を用いてもデモと暴動は別物。デモは政府への抗議で終わるが、暴動は建物を破壊する。そのため香港デモは暴動かテロへ印象が変わった。中国共産党は国際社会の変化を見逃さない。中国共産党は素早く変化に気付き、警官隊を用いてデモ隊の強制排除に動いた。

■中国共産党の攻勢
 香港デモは香港島から九龍地区に移動した。民主化を求めることは良いが、政府施設から民間人に主張を変更したのは悪手。九龍地区には中国本土から中国人の観光客が集まる。これを利用して中国の民間人に主張を宣伝している。

 これはテロの一歩手前。だから警官隊は九龍地区のデモ隊を強制排除した。中国共産党は民間人を暴動から護る行為を正当化できるので、デモ隊を平然と強制排除できた。実際に国際社会は強制排除を批判していない。

 この理由は、香港デモの印象がゲリラからテロに変わったからだ。だから中国共産党がデモ隊を強制排除しても批判しない。むしろテロリスト・暴動から民間人を護る行為と見なす。しかも外国人観光客が多いならば、中国共産党は外国人も護る印象を与える。

■デモは香港島で
 中国共産党は明らかに攻勢に出ている。デモ隊の指導層と見なした人物を逮捕して組織の弱体化を狙っている。デモを行っても警官隊で強制排除する方針だから、今後のデモは平和的な行進すら危ぶまれる。

 それにデモを行うなら香港島に限定すべきだ。民間人を巻き込む行為は中国共産党を喜ばせるだけ。さらにデモ隊内部に治安維持部隊を組織すべき。これはデモ隊の一部が暴徒化した時に、デモ隊内部の治安維持部隊が暴徒を排除する。これで中国共産党が強制排除を行えないようにすべき。



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