イギリスらしい対応

タンカーはシリア以外へ 英外相、イランに保証要求
https://www.sankei.com/world/news/190714/wor1907140003-n1.html

「人は在りそうな不可能を好む」

イギリス政府はイランに対して、この言葉を使っています。見た目はイギリスが譲歩しているが、中身はイランに厳しい要求。何故なら「シリア行きではない」ことを証明することは難しい。

イランは輸出目的でシリアに石油を輸出。誤魔化すために正規のスエズ運河ではなく南アフリカ周りでジブラルタル海峡に入った。

イランはアメリカから経済制裁を受けて石油の輸出が禁止された。前提からイランは違法行為をしている。しかも違法だから通常使わないルートを使った。

行き先はシリア。シリアも経済制裁を受けているから、シリア向けは拿捕される。イギリスは間接的にシリア向けを拿捕。だから直接イランと対立するわけではない。

ここがイギリらしい対応。イランの石油輸出は禁止されている。だから直接イランの違法行為で拿捕できる。これではイギリスとイランは直接対立関係になる。イギリスは経験から直接対立を回避している。

そこでシリア向けの拿捕なら間接的な対応になる。間接的な対応の長所は選択肢が増える。実際にイギリスは、イランに「シリア向けではない証明」を求めた。

シリア向けでないならタンカーを解放する。公に発言したらイギリスは約束を守る。だがイランは証明が難しい。違法行為だから不正規ルートを用いた。これでシリア向けではない証明は不可能。

イギリスはイランが証明できないことを知っている。だからイランに要求した。イギリスらしい要求だ。イギリスは公に紳士的な対応だから好印象。これでイランが怒れば、イランの立場が悪くなる。

この様に間接的な対応は選択肢が増える。短所は使える人材が少ないこと。特に日本では使える政治家がいない。



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