Room 101

■1984
ジョージ・オーウェルは全体主義の恐ろしさを小説にした。その世界は全体主義に支配される人間たちと監視社会が表現されている。個人の自由と価値観は無く、無知な人間こそが求められる世界。

■歴史を消す意味
革命が成功した全体主義では過去の歴史を否定する。時代劇ですら全体主義に適合しないと検閲される。時代劇に革命を扱う場面が有れば、視聴者は革命を起こす手法を知るからだ。

視聴者が革命を起こす手法を知れば、今の全体主義に対して革命を起こす可能性が高くなる。だから全体主義に適合しないとして検閲する。

全体主義を使う党の立場は簒奪者。旧支配階級から地位を奪う革命で支配者になった。簒奪者の過去を知られてはまずい。過去の歴史と比較された場合、過去が豊かで今が貧しいことが知られたら困る。

しかも革命の手法を中間階級と下層階級に知られると困る。何故なら歴史から学び革命を起こされたら困るのだ。中国共産党が時代劇を検閲する理由も同じだろう。

■監視社会
現代であればAIと監視カメラを用いれば監視社会が容易になる。以前は人間が監視するから限界が有った。だがAI・監視カメラ・集音マイクを用いれば、都市・町・村・交通機関・各家庭の監視が可能になる。

しかも今の技術で、人間の表情・動作から犯罪行為や万引き行為を識別可能になった。正しく使えば治安維持に有効。だが反乱対策に用いれば全体主義の道具になる。

■Room 101
愛情省では危険視された人間を尋問・拷問で洗脳する。個人の自由や尊厳など否定されている世界。全体主義を受け入れるだけの人間を作り出し、最終的には処刑する。現代社会であればチベット・ウイグルは101号室の再現ではないのか?

監視社会で危険視されたチベット人・ウイグル人が強制収容所に送られる。そこで民族性・宗教を否定され、社会主義・共産主義に適合した人間に作り変える。

■人間の自由
個人の利益よりも全体の利益を優先した多数決が民主主義。これが民主主義の基本。だが人間は民主主義の条件を満たすことが難しい。人間は不完全な生き物と言う前提を無視すると仮説が崩れ衆愚政治や扇動政治に陥る。

人間は制限された範囲内の自由で生きると個人主義になる。個人主義で生きる人間が集まり国を作る。この社会で生きることは素晴らしい。

人間は安易な生活を求めて全体主義に依存する時がある。それが衆愚政治や扇動政治に走り、最終的には独裁者を生み出す。だから個人主義を忘れてはならない。

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