北朝鮮の時間稼ぎ

北朝鮮射程の核、米国に全廃求める 朝鮮中央通信が論評
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181220-00000097-asahi-int&fbclid=IwAR2EWK6E6TfVHDENnek9w5EtnrBeKErmKdDEOnQwMw5qYR7HO5R0YqR_ifI


北朝鮮政府は朝鮮中央通信を使って間接的に対応している。直接北朝鮮政府が言えば外交問題になる。だが報道機関であれば間接的になり外交問題にはならない。北朝鮮政府は国際社会の暗黙知を知っている。

北朝鮮は真に核弾頭を持っているのか?

北朝鮮が真に核弾頭を持っているなら核弾頭製造施設を公開する。専門家が施設を見れば核弾頭を持っているかが判る。では何故北朝鮮は核弾頭製造施設を公開しないのか?

北朝鮮は核弾頭を持っていないから、「持っているかの様に」思わせている。

核弾頭は「有るかもしれないし無いかもしれない」状況が最も都合が良い。何故なら相手国に不安を持たせ容易に手が出せない様にできる。

仮に北朝鮮が核弾頭を持っていた場合は、核弾頭製造施設を公開して破壊しないなら非核化の意思が無い証。

つまり北朝鮮は架空取引でアメリカと交渉している。

北朝鮮は弾道ミサイルを持っている。これは弾道ミサイルを発射したから事実。だが弾道ミサイルに搭載可能な軽量小型化は謎。

ミサイル評価基準の3要素
1:弾頭(破壊力)
2:射程
3:命中精度

現段階で明らかなのは射程のみ。他の弾頭の破壊力と命中精度は謎のまま。東西冷戦期の核弾頭の命中精度は目標から3000m離れていた。だから核弾頭はメガトンクラスが必要だった。

技術の進歩で目標から100m離れて着弾すると、核威力は300から400キロトンクラスまで低下した。つまり核弾頭の威力と命中精度は関連している。

北朝鮮はこれらが謎。持っていれば公開して威嚇に使う。これは東西冷戦期の米ソがそうだった。

北朝鮮は間接的に要求しているが交渉材料が無い。

核兵器の区分
戦略核:敵国本土・核基地と市民が目標
戦域核:戦域・軍事基地が目標
戦術核:戦場・軍隊が目標

戦略核は政治家が目標だからお互いに削減する。戦術核は通常戦力で勝てる軍隊は削減する。戦域核は曖昧だから外交の交渉材料になった。

アメリカ
戦略核:政治家が攻撃されないなら北朝鮮の削減を歓迎。
戦域核:在韓米軍・在日米軍が攻撃されない削減を歓迎。
戦術核:アメリカ軍は通常戦力で勝てるから削減を歓迎。

北朝鮮
戦略核:政治家が攻撃されないならアメリカの削減を歓迎。
戦域核:在韓米軍・在日米軍を攻撃できない削減は不利。
戦術核:北朝鮮軍は通常戦力で勝てないから削減は不利。

北朝鮮は「北と南の領域だけでなく、朝鮮半島を狙う周辺からの全ての核の威嚇を除去することを意味する」と主張した。北朝鮮は共同声明を根拠にアメリカの核兵器も削減すべきだと主張。

北朝鮮は問題のすり替えをした様だが、アメリカが交渉に応じると不利になるのは北朝鮮だ。何故なら北朝鮮は核弾頭製造施設と保有する核弾頭を公開することが前提になる。さらに核弾頭製造施設を破壊しなければ成立しない。

北朝鮮は下手な時間稼ぎをした。

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