トランプ大統領と金正恩の場外乱闘

タイトル:トランプ大統領と金正恩の場外乱闘
氏名 上岡 龍次

■本音と建前
建前では米朝首脳会談は成功し今も有効。北朝鮮は非核化を進めており、トランプ大統領は金正恩に感謝した。だが国連では北朝鮮への経済制裁継続と、北朝鮮が核開発を継続していることを国連で報告している。

本音ではトランプ大統領は金正恩を信用していない。最初は信用したかもしれないが、直ぐに騙されたことに気付いたようだ。そうでなければ国連で正反対のことをしない。

■トランプ大統領からは動けない
トランプ大統領はTPPやイラン核合意から離脱した。だから条約破りの常習犯。だがトランプ大統領は前大統領のオバマ政権時の条約を離脱しただけ。トランプ大統領は前政権を否定し己を肯定している。

トランプ大統領は自分を正当化するためにオバマ前大統領を否定。米朝首脳会談はトランプ大統領の合意だから肯定しなければならない。そうなればトランプ大統領は、自分から米朝首脳会談を否定する行為は行えない。

北朝鮮が非核化を進めないことを知っているが、トランプ大統領は空母艦隊を朝鮮半島に移動させることはできない。仮に実行すれば、北朝鮮からトランプ大統領が非核化を放棄したと批判される。

これが事実になればトランプ大統領は世界から批判される。さらに自分で米朝首脳会談を否定するから自己否定になる。だからトランプ大統領は軍事行動を命令できない立場。

■非核化は場外乱闘
トランプ大統領は建前では金正恩を称賛。本音は非核化を進めないから信用していない。ならば国連を使って北朝鮮を苦しめることで対応している。北朝鮮は呼応するかのように、ASEANの会議(8月4日)で経済制裁継続を批判した。

トランプ大統領と金正恩は場外乱闘でお互いに批判している。これが今の睨み合い。場外乱闘だから非公式になるので公式の非核化は有効。お互いに直接的な言動は不利になるから、間接的な言動で有利になろうとしている。

■場外乱闘なら得意
トランプ大統領は場外乱闘が得意。これまでの経験で何度も経験しており、正式な場で行わないならメディア向けの宣伝止まり。これでトランプ大統領は宣伝効果を得ている。

宣伝効果は直接的な金額など算出できない。間接的な世界だから目安程度の金額が算出されるだけ。それでもビジネスでは宣伝効果が用いられ、自社製品を売り込む時に使われる。

トランプ大統領は国連を用いて北朝鮮が弾道ミサイル開発を続けていることを報告し、北朝鮮と貿易をする国への経済制裁を継続する。これならアメリカ政府が非核化を破棄したことにはならず、非核化が遅い北朝鮮を暗に批判することになる。

トランプ大統領は正式には金正恩を称賛し、裏では国連を用いて金正恩を批判。この様な場外乱闘が国連や国際会議で使われている。

■場外乱闘が本音
アメリカと北朝鮮の正式発表は建前。だから信用はしないほうが良い。信用できるのは本音が使われる場外乱闘の発言。これは国連や国際会議での発言になる。先に動けば悪にされるから、お互いに場外乱闘で相手を挑発している。

北朝鮮とアメリカは外交では紳士的。だが場外乱闘は今後段階的に激しくなる。それだけ相手を信用していない証だから、国連を用いた批判合戦に移行する。

2回目の米朝首脳会談が行われたとしてもこれは建前。見た目は非核化が続いていると思わせるパフォーマンス。それだけ相手に非核化を破棄させたい本音が見えるだろう。

■場外乱闘から戦争へ
米朝首脳会談は既に死んだ会談。双方は予想される戦争に備え始めた。ならば先に非核化を破棄したと思わせない程度の準備を行い、相手から破棄させる場外乱闘を行なうことになる。

トランプ大統領は中国との対立を利用してアメリカ軍の移動を行うはず。明確に中国向けの動きと言えば誤魔化せる。アメリカ軍は対中国向けとして東シナ海での活動が増大し、北朝鮮に備えるはずだ。


Viewpoint:プロフィールページ
https://vpoint.jp/author/ueokaryuuji

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック