「専守防衛は本土決戦だから国民を戦禍に巻き込む策」

「専守防衛は本土決戦だから国民を戦禍に巻き込む策」
氏名 上岡 龍次

■専守防衛の幻想
日本は一度敗北しただけで反戦病を患った。戦争は政治の延長であり戦争も政治の一つ。これを無視して日本では戦争反対が正義になった。だが国際社会では国家主権を守る戦争は正義。

国際社会では良い戦争と悪い戦争で分けられているが、日本では全ての戦争を悪とした。それでは独立戦争も悪だから、国際社会で独立戦争を行った国に喧嘩を売っている。

■相手国を無視した専守防衛
日本が専守防衛や憲法9条が有れば戦争が回避できると考える人がいる。これは幻想で、相手国は日本のことなど考えない。相手ありきの世界だから、日本に攻め込んだから憲法9条などゴミ扱い。

日本が専守防衛を選んでも、相手国が日本に侵攻する意思を持てば終わり。相手国が日本本土を攻撃してからでは遅い。その段階で日本は本土決戦をすることになり、最初から日本国民を戦禍に巻き込むことを前提としている。

これでは戦争に勝っても日本国民を守ったことにはならない。国土を戦場にすれば、沖縄戦の様に国民を戦禍に巻き込む。さらに日本各地の都市を爆撃された様に、民間人が死亡する。

■国際社会では国防線を国境の外に置く
国際社会では国境の外に国防線を置く。これは国防線から国境までを緩衝地帯とし、仮想敵国が国防線で戦争準備すると警戒を始める。さらに仮想敵国が国防線から緩衝地帯に侵入すれば、自国は緩衝地帯で迎撃する。

戦域の区分
国土戦域:国家主権として主張できる地域
前方戦域:領域線と国防線の間の緩衝地帯
覇権戦域:国防線よりさらに前方で覇権を争う地域

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国際社会では基本的に前方戦域で戦争する。そうでなければ自国民を戦争に巻き込むからだ。日本は周囲を海に囲まれており、日本の戦場は大陸の海岸線から国境までが緩衝地帯。つまり日本の国防線は大陸の海岸線に置く。

■離島に地対艦ミサイルを配備するのは無意味
離島に地対空ミサイルと地対艦ミサイルを配備するのは無意味。見た目は国防にはなるが、実際には本土決戦が前提の配備になっている。なぜなら、地対空ミサイルと地対艦ミサイルの射程圏内に敵が来るまで対応できないから。

敵が地対空ミサイルと地対艦ミサイルの射程にいることは、同時に敵軍のミサイルの射程圏内にいることを意味している。これでは最初から本土決戦であり、自国民を戦禍に巻き込むことを意味している。

日本の国防が前方戦域に想定していれば、必要な装備は空母艦隊と大陸の海岸で戦闘できる上陸部隊になる。さらに大陸の海岸線での戦闘を支援する後方支援部隊が必要。これには戦闘部隊40%、後方支援部隊60%が必要になる。

離島に地対空ミサイルや地対艦ミサイルを配備しても、防御の盾を配備しただけ。敵が離島まで侵攻しなければ地対空ミサイルと地対艦ミサイルは機能しない。

日本が前方戦域で戦場を国土の外に置くなら、離島には空軍基地を置くのが基本。なぜなら、航空機の航続距離は地対空ミサイルと地対艦ミサイルよりも遠い。

航空機で800km飛行し、そこから射程200km対艦ミサイルを発射すれば、全体で1000km離れて戦える。戦場はこの様に国土から遠くへ離すのが基本。離島に配備すべきは空軍基地。そうでなければ本土決戦であり、国民を戦禍から守れない。

■専守防衛を捨てよ
日本が専守防衛を選ぶ限り国民を戦禍に巻き込むことを前提とする。だから日本は専守防衛を捨てるべきだ。専守防衛では国民を守れないのだから、前方戦域の緩衝地帯を戦場と設定すべき。

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