戦争に巻き込まれる日本

タイトル「戦争に巻き込まれる日本」

■経済活動の拡大と国益
帆船時代前の欧州世界では、戦争は当事国同時の戦争だった。戦争に巻き込まれるのは隣接国であり、遠方の国は戦争の行方を見守る程度。これが変化したのは大航海時代から、帆船技術の向上で、帆船を用いた貿易は拡大する。しかも帆船を用いた海外植民地経営は莫大な富をもたらした。

欧州世界では15世紀から本格的な帆船時代に突入し、経済活動は欧州世界だけではなく世界規模に拡大する。すると二国間の戦争が、遠方の国々まで影響する様になる。海外貿易が拡大したことで、植民地争奪戦や欧州の戦争でも自国経済を直撃した。これにより欧州世界は、18世紀から国益を第一とした他国への介入が一般化した。

■経済と国益
海外貿易が富をもたらすならば、他国の戦争は間接的に自国の富に関係する。遠方の市場でも自国製品が売れなければ死活問題。各国は自国の繁栄目的で、遠方の戦争でも積極的に介入する必要性に迫られた。

貿易ルートが戦場になれば、海外貿易は自国の繁栄を妨げる。海洋国家は積極的に海上交通路を保護する目的で海外に基地を置き、特に海峡などは重要拠点として防護された。何故なら、これらを敵国に占領されると、自国経済を衰退させるから。

■経済ネットワークと戦争
経済活動はインターネットと同じ様に、複数の迂回路が存在する。直接貿易が行われていない国同士でも、間接的に経済で繋がっている。だから遠方の紛争でも、日本経済に間接的に影響する。

中東ではイランとイスラエルが対立を激化させている。さらにサウジアラビアもイランと対立しているから、紛争規模は段階的に拡大している。イランもサウジアラビアに対抗し、サウジアラビアの隣国であるイエメンを支援して、サウジアラビアを背後から攻撃させている。

中東は直接的な戦争ではなく間接的な戦争が行われており、間接的な戦争は拡大化している。現段階は紛争だが、紛争規模は海外貿易に影響する範囲まで拡大化した。中東の間接的な戦争は日本が使う海上交通路まで及び、すでに対応が遅れた状態に陥っている。

■トランプ大統領の思惑と中東の思惑
トランプ大統領はイランを敵視しており、イラン核合意から離脱し、イランに対して経済制裁強化を選んだ。これはアメリカのイラン叩きであり、これに呼応してイスラエルとサウジアラビアが歓迎した。

トランプ大統領はイランに戦争を売り付け、イランに政治的譲歩を求めている。イランが譲歩することは難しく、核兵器開発を進める可能性も有る。だがイランはすでに間接的な戦争を始めており、直接的な戦争を選ぶ必要は無い。

正規軍を用いた直接的な戦争は、国際社会では平和を否定する行為として否定される。だが間接的な戦争は国際社会では黙認される。義勇兵を用いた間接的な戦争は黙認されるから、イランは宗教組織の革命防衛隊を投入してイスラエルとサウジアラビアと戦争している。だからイランはトランプ大統領の挑発に乗らず、間接的な戦争で対応することができる。

■対応が遅れる日本
日本の海上交通路はすでに紛争の範囲内に置かれたが、日本の野党とメディアはモリカケ魔女裁判で忙しい。本来国際社会の変化に対応する議論が軽視され、野党とメディアが望む世界観だけが重視されている。

日本の対応が遅れると、それだけ日本国民が戦禍に巻き込まれることを意味する。海上交通路が遮断されると、迂回路を用いても日本経済を苦しめる。価格高騰が発生し、物流の停滞で国民の生活を苦しめる。

実際に海上交通路が遮断され、国民生活に打撃を与えれば、野党とメディアは与党を批判するだろう。その様な無責任を予測できるほど、モリカケ魔女裁判は国会運営を妨害している。

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