オストラシズムと日本のモリカケ魔女裁判

「オストラシズムと日本のモリカケ魔女裁判」

■大陸国家と海洋国家
古代ギリシャ世界では、現代で知られている地政学的対立が生まれていた。海洋国家アテネと大陸国家スパルタに分類可能で、紀元前の世界で既に地政学のルーツが存在しています。紀元前から記録として確認される大陸国家と海洋国家の対立構造は、現代まで不変の価値として継続しています。人間の本質は変わらないので、古代世界の対立構造は現代でも同じなのです。

■大陸国家と海洋国家の対立
生活環境が人間の思考と行動を先決的に規制するので、人間は無意識に環境の奴隷になっています。さらに人間は怠け者なので、効率的な支配体制を作ります。すると自然発生的に、環境に適した大陸国家と海洋国家に行き着いています。

大陸国家:国内は独裁で国外には民主的
海洋国家:国内は民主的で国外には独裁的

大陸国家:必要性で思考する
海洋国家:可能性で思考する

大陸国家は土地から資産を得ているので、食料生産や地下資源を獲得する土地の独占が必要です。そうなれば、土地を管理する身分階級が効率の良い政治システム。大陸国家は国内では独裁的になるので、国内の反乱を想定します。すると外部からの干渉を恐れて、外国には民主的に振舞います。

陸戦では燃料が尽きてもその場に留まれるし、水・食料を入手することが可能な範囲が多い。すると陸戦の傾向は歩兵による土地の占領が可能です。その場に留まり土地の占領が可能なので、大陸国家は必要性で思考する傾向を持ちます。

海洋国家は海による海外貿易に富を依存しています。海外貿易するならば、相手国に自国が有利な条件で取引を求めます。何故なら、そうしなければ利益が得られないから。これが原因で結果的に外国に対して独裁的になります。外国に対して独裁的になると、国内では外国の干渉を受けない様に民主的に振舞います。

海はその場に留まれないから独占できません。海では水・食料を入手できないし、燃料が尽きれば漂流します。そのため海洋国家の思考は可能性で思考する傾向を持ちます。海洋国家の海軍は、基地から作戦海域まで継続的に往復することで制海権を獲得します。だから海は独占できないから、共有か優先利用の世界です。

■オストラシズムがアテネを弱体化させた
古代ギリシャ世界のアテネとスパルタは、政治システムの違いから対立する様になりました。政治的な利益獲得方法が異なるので、お互いに矛盾していると相手を非難するのです。海洋国家アテネはアテネを中心としたデロス同盟を作り、大陸国家スパルタはスパルタを中心としたペロポネソス同盟を作り対立します。

スパルタとアテネによるペロポネソス戦争(紀元前431年~紀元前404年)が始まると、初期段階は海洋国家アテネが優勢でした。しかし戦争が長期化すると、アテネは自ら弱体化する道を選んでいます。軍事的には海岸部での戦闘から内陸部への戦闘を行う様になり、大陸国家スパルタが有利になる戦い方をしています。

さらに悪いことに、アテネは民主主義を用いて弱体化の道を選んでしまう。それがオストラシズムと呼ばれる陶片追放選挙。オストラシズムは市民が国益を損なうと見なした政治家を陶片に書いて選挙で選びます。市民が追放すべき政治家を選挙で選ぶので、選ばれた政治家は5年から10年間国外に追放されるのです。オストラシズムは市民が個人主義を理解してれいば、「個人の利益よりも全体の利益を優先した多数決が民主主義」が成立する健全なシステムです。

個人主義:制限の範囲内の自由・自我
利己主義:無制限の自由・自愛

個人主義は制限された範囲内の自由だから、その集合体は全体主義になる。だから多数決で選ばれた全体主義は健全な民主主義になります。問題なのは個人主義が容易に利己主義に変質すること。個人の利益を優先する利己主義を追求すれば、私利私欲を妨害する政治家は害になる。その様な場合は、市民は私利私欲を満足させる政治家を選ぶのです。

利己主義の市民が私利私欲を追求し、政治家が市民の私利私欲を操れば扇動政治が生まれます。こうなれば個人の利益が全体の利益であり、多数決が民主主義と歪曲されてしまう。単に多数決が民主主義ならば、犯罪者(売国奴)でも多数派になれば正義になるのです。

アテネ市民は私利私欲を追求し、扇動政治家に操られ国益を優先する政治家ペリクレスが追放されました。健全な民主主義を維持することが目的のオストラシズムは、個人主義を忘れると有能な政治家が追放されるのが欠点。ペリクレス亡き後のアテネはペロポネソス戦争で敗北しています。 

■日本のオストラシズム
現代の日本でもオストラシズムと同じモリカケ魔女裁判が行われています。日本でオストラシズムを行うのは野党とメディア。野党とメディアは私利私欲を剥きだして、国民を誤誘導しています。野党とメディアは与党・官僚から気に入らない者を選び、真偽不明でも悪と断定して追放を求めています。これは健全な民主主義ではありません。日本から真に排除すべきは野党とメディアです。

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