主導権を失うトランプ大統領

「主導権を失うトランプ大統領」

■毒ガスの証拠は?
トランプ大統領はシリア内戦で毒ガスが使われたと怒った。シリア内戦で何度か毒ガスが使われたと主張され、その度に明確な証拠が出されぬまま終わっている。毒ガスを使ったのはアサド政権軍だと言われるが、明確な証拠が出されない。この状況でトランプ大統領はシリアを攻撃すると言い出したが、攻撃に参加すると思われたイギリスとフランスも、明確な証拠を求めだした。

■これまで何をしていた?
シリア内戦で何度か毒ガスが使われたと報道されている。しかし明確な証拠が出ていない。真に使われたのであれば、明確な証拠として世界に公表されている。フランスはシリアの化学兵器生産工場を限定的に攻撃すると発表したが、フランスも明確な証拠を持っていない。シリアの生産工場さえ特定していないのに、攻撃宣言しても意味が低下する。

国家機関がシリアに入国できなくても、各国からジャーナリストがシリアに入国しています。その中に諜報機関から雇われた者がいるとすれば、毒ガスの痕跡や証拠を集めることができるはず。それでも証拠が出ないのは不可解。

■国際社会の抜け穴
仮にシリアの毒ガスがガセネタでも、トランプ大統領はシリアを空爆できる。これは国際社会の抜け穴を利用するのだが、何故かトランプ大統領は抜け穴を使わない。これまでのアメリカは国際社会の抜け穴を悪用しているのに、トランプ大統領は抜け穴を使わないのが不思議。

国際社会は強国の論理で動くから、湾岸戦争とイラク戦争の様に決議1441号に従い査察を継続すべきと言いながら、決議688号(抑圧の中止)を無視すれば良い。これがアメリカの常套手段。戦争が終わってイラクには大量破壊兵器など無かったが、勝って終われば黙認される世界。これが国際社会。

■強国として歩まないトランプ大統領
トランプ大統領は強国として歩めば良いのだが、変な所で法律論に流れてしまう。国際社会は法律論ではなく勝つか負けるかの強弱論。だから勝てばよい。これまでのアメリカがそうだった。トランプ大統領が国際社会に法律論を持ち出せば、国際社会で主導権を失うことになる。

イギリスとフランスがシリア攻撃に慎重になる理由は、言い出したアメリカが強気に出ないから。アメリカが強気になればイギリスとフランスも付いていく。それが国際社会。このままトランプ大統領が慎重になれば、主導権はロシアに渡る。

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