シリア内戦は代理戦争そして次の戦争の予兆

国連でシリア内戦を30日間停戦する決議が議論された。アメリカは即時停戦を主張し、ロシアは停戦引き延ばしを主張した。既にアメリカとロシアはシリア内戦と国連で間接的な戦争をしています。ロシアはシリア国内の反体制派を殲滅できるから停戦に反対します。アメリカとしては反体制派を支持するから、即時停戦が好ましい。

シリア内戦の反体制派の有力拠点は、首都付近の東ダークだけです。そうなれば東ダークは反体制派の最後の拠点です。東ダークが陥落すれば、シリア内戦は終結に向かうだけです。内戦終結を優先するならば、アサド政権が勝利する方が好ましい。

ですが現実は代理戦争だから、内戦は終結よりもアメリカとロシアの思惑が優先されています。それが国連でも対立するから、現実は内戦を長期化するだけです。

停戦決議は採択されましたが、アサド政権による対テロ作戦は継続できる内容です。これでは決議案に抜け穴が有り、反体制派がテロ組織と認定されていれば停戦など実現しません。さらに、反体制派が戦闘継続すれば停戦も実現しません。

真に停戦させるのであれば、国連軍が双方の間に入らなければ実現しません。それなのに、当事者同士の判断に任せる停戦決議は効力を持ちません。

東ダークは7日間連続砲爆撃が行われており、作戦上さらに7日間は砲爆撃が必要です。だからロシアは停戦先送りを求めるのです。シリア内戦で他の地域では停戦が行われるとしても、東ダークは行われないでしょう。何故なら、今の作戦ではアサド政権・ロシア軍には好都合だから。

アサド政権・ロシア軍は、この好機を逃すことはできません。今東ダークを叩いておけば、内戦終結が見えるからです。そんな時にアメリカは国連で待ったをかけたのです。

それだけシリアの反体制派が苦しいのでしょう。

アサド政権・ロシア軍の選択次第で、シリア内戦が左右される時まで来ました。今東ダークを陥落させれば、シリア内戦は終わります。ですがアサド政権・ロシア軍が東ダークで停戦すれば、シリア内戦終結は先送りです。

とは言え、シリア内戦が終わればトルコとシリアの戦争へ移行するだけです。この流れになれば、911から始まった対テロ戦争は終わり、再び国家間の戦争に回帰します。

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