イギリス海軍が南シナ海にフリゲートを派遣

イギリス海軍は3月には、フリゲートを南シナ海に派遣すると公表。これに中国も反発しています。海洋国家イギリスはEUから離脱します。ならば市場はEUではなく海外に求めなければなりません。

これはイギリス政府が海洋国家へ回帰する動きです。イギリス政府は本来の戦略を思い出し、海外貿易で利益を得る基本に立ち返りました。

海洋国家の生命線は海上交通路だから、海峡は緊要地形になります。海峡を敵国に封鎖されたら海上交通路を遮断されます。これは海洋国家には致命的な打撃です。これを回避するには、平時から海洋国家が海峡を確保しなければなりません。

イギリスはアジアとの貿易を前提としているから、海軍を南シナ海まで派遣するのは当然です。大陸国家は陸戦思想を海戦にも適用する性癖を持つので、大陸国家中国は必ず南シナ海を独占するのです。

これは3000年前から変わらぬパターンで、大陸国家が海に進出すると海も独占しようと動きます。紀元前の海洋国家カルタゴと大陸国家ローマの戦いが典型例です。

海洋国家カルタゴは、大陸国家ローマは海の優先権を争うことを目的としていると誤認しました。ですが大陸国家ローマは海の独占を目的としていました。

海洋国家カルタゴが誤りに気付いた時は手遅れで、カルタゴは消滅しました。これが歴史的経験則となり、イギリスは大陸国家スペイン・フランス・ドイツが海に進出し始めると、必ず戦争に発展しています。

イギリスの賢い所は、直接戦争するのではなく、間接的な戦争で挑む点です。イギリスは直接と間接を組み合わせて中国に挑むはずです。

イギリス海軍は南シナ海にフリゲートを派遣します。イギリス海軍の運用思想では、対艦戦闘はデストロイヤーを使い、対潜水艦作戦などの護衛任務(エスコート)にはフリゲートを使います。

イギリス海軍は暗に対潜水艦作戦を前提としているようです。これはドイツ海軍のUボートに苦しめられた経験から来ていると思われます。

イギリス海軍が最大の戦略拠点としているのはマラッカ海峡です。ここを守らなければ海上交通路は容易に遮断されます。
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