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<<   作成日時 : 2018/05/16 06:17   >>

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「紛争作為戦略に巻き込まれる世界」

■トランプ大統領が紛争を作る
世界各地を見れば紛争が続いている。国境紛争や宗教関係の紛争も有る。外国の紛争に巻き込まれない様にするのも国益だが、時には強引に巻き込まれることも有る。トランプ大統領は既存の戦略を破棄し、世界各地で意図的に紛争を作り出している。その後現地の友好国に紛争を任せる計画の様だ。

■世界の警察だったアメリカ
アメリカは世界の警察を自認し、世界各地に軍隊を展開した。アメリカ軍は世界各地に介入し、アメリカの平和を維持しようとした。中身はソ連との代理戦争だったが、ソ連が崩壊しても継続した。

だが冷戦が終わると軍の維持費が膨大になり、アメリカ経済を苦しめた。アメリカはそれでも世界の警察を維持したが、トランプ大統領は既存のやり方を嫌った。トランプ大統領はアメリカ主導の世界は変えないが、アメリカが直接紛争に介入することを変えた。

これまではアメリカ軍が直接紛争に介入したが、トランプ大統領は現地の友好国に下請けさせようとしている。トランプ大統領はアメリカ軍直営では負担が多い、だから下請けに任せてアメリカ軍は指導する立場に変えようとしている。

■紛争作為のメリット
世界各地で紛争が作られると、アメリカにはメリットが有る。そのメリットは、反米国が紛争に巻き込まれて弱体化すること。実際に反米国イランは紛争に巻き込まれている。イスラエルとサウジアラビアはイランと対立しているから、アメリカ軍の下請けとしてイランと対立できる。これでアメリカ軍は中東から撤退可能。

アジアでは日本と台湾を下請けにして、中国・ロシア・北朝鮮と対立させるつもりだろう。冷戦が終わると在韓米軍の意味は低下。これまでは戦略上の必要性から在韓米軍を継続したが、アメリカ国内では在韓米軍不要論が根強い。しかもトランプ大統領も在韓米軍の経費を問題視しており、在韓米軍を撤退させる可能性が有る。

在韓米軍が撤退すれば、中国・ロシア・北朝鮮の勢力拡大は明らか。これに日本と台湾を下請け、アメリカ軍は背後から支援することになる。これなら反米国には日本と台湾が対応し、アメリカ軍が武器を供給してアメリカは利益を得る計画だろう。

アメリカも日本と台湾を支援するが無料ではない。アメリカは日本と台湾に武器を売り、その武器で中国・ロシア・北朝鮮と紛争する。これでアジアの反米国を消耗でき、しかもアメリカには金が入る。

■日本にもメリットは有る
今の自衛隊総兵力は23万人。これは軍縮レベルの50万人よりも少ない戦力。日本は常備軍としては80万人が最大兵力だから、今の自衛隊総兵力では国防が困難。しかも軍縮レベル以下の23万人では地域紛争しか対応できない。だがトランプ大統領の紛争作為戦略で地域紛争に限定されれば、今の自衛隊総兵力でも中国軍に対応できるメリットを生む。

中国軍は急速に戦力を拡大したが、戦争には使えても地域紛争には不向き。地域紛争ならば小兵力でも性能と練度が高い自衛隊は有利になる。だからトランプ大統領の紛争作為戦略は日本には有益と言える。

■今後の日本
自衛隊総兵力を今の23万人から軍縮レベルの50万人にするには年数が必要。これには10年以上の年月が必要だから、日本は地域紛争で時間稼ぎをしなければならない。日本の問題としては、自衛隊総兵力を決めるのは政治家。政治家が国際社会を見つめて議論しなければ、自衛隊総兵力を50万人にはできない。これが今の日本の問題です。

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